いつから始まる?妊娠初期のつらい「つわり」と対処法あれこれ | NAKED.(ネイキッド)

いつから始まる?妊娠初期のつらい「つわり」と対処法あれこれ

「ウッ」と突然口を押さえて洗面所に駆け込み、妊娠発覚…。「つわり」と聞いてまず浮かぶのは、テレビドラマや漫画などで描かれるこんなシチュエーションではないでしょうか。しかし、実際に「つわり」が来たら、こんな美しい絵面では済まなかった…。今回は、妊娠初期に多くの人が経験する「つわり」について、私の実体験を交えながら掘り下げてみたいと思います。

INDEX

妊娠初期の「つわり」いつからいつまで?原因は?

妊娠した女性の5〜8割が経験するといわれる「つわり」。その時期についてはかなり個人差がありますが、早い人では妊娠2ヶ月(4〜6週ごろ)からつわりの初期症状が出始めるようです。そして妊娠3ヶ月(11週ごろ)にピークを迎え、妊娠4ヶ月後半(16週ごろ)までにおさまるケースが多いそうです。
原因については、“妊娠すると多く分泌される“hCG”と呼ばれるホルモンが関わっている”という説や、“ストレスが自律神経に影響を与える”という説、“母体が赤ちゃんを異物と認識することによるアレルギー反応”という説、”酸性になった母体が本来のアルカリ性に戻そうとすることによるもの”という説などがありますが、医学でもはっきり分かっているわけではないようです。

頭痛?吐き気?妊娠初期の「つわり」症状いろいろ

気分が悪い女性

一口に「つわり」と言っても、その症状は様々。ここでは、「つわり」の代表的な症状とその対策法について見ていきます。

  

●吐きつわり

つわりの定番ともいえるこの症状。常に吐き気が続くため、飲食に支障をきたします。また、ニオイが不快になる「においづわり」を併発することも多いのだそう。よく“船酔い”や“二日酔い”に例えられますが、具体的な症状については次項で、私の経験談をお伝えしたいと思います。
食べることが難しくなり、お腹の赤ちゃんのことが心配になる妊婦さんも多いと思いますが、この時期の赤ちゃんはそれまでに蓄えられていた栄養で育つといわれていますので、食べられるときに、食べやすいものを摂取すればよいそうです。ただ、脱水症状には注意が必要です。

  

●食べつわり

空腹になると気持ちが悪くなるこの症状。常に何かを食べていないと吐き気が増してしまうため、空腹にならないようにすることで症状の緩和が期待できます。しかし、食べすぎによる体重の増加は出産時のリスクにつながる可能性が。軽い食べつわりの症状があった友人は、一回の食事量を減らして回数を増やすという方法で対策していたようです。

  

●よだれつわり

よだれが絶え間なく湧いてくるこの症状。唾液の質や味が普段と異なるため不快感が強く、嘔吐を引き起こすことも。よだれつわりの症状があった友人は、ティッシュで拭ききれないほど大量の唾液が出ていたため、外出時は常に空のペットボトルを持ち歩き、そこに吐き出していたそうです。
“吐きつわり”と同様に、多くの体液が失われるこの症状。こちらも脱水症状にならないように気をつけたいものです。

  

●頭痛

妊娠初期に起こりやすい「頭痛」も、つわりのひとつと捉えてもよいかもしれません。体の水分が羊水に取られることによる影響や、ホルモンバランスの変化による影響、妊娠中に血流が悪くなることによる影響など、妊娠初期に頭痛を引き起こす原因には様々なものが考えられます。対策としては、頭痛になりやすい環境をできるだけ避けることが効果的でしょう。私はもともと頭痛になりやすいので、普段から心がけている「まぶしい光を見ない」「寝不足と寝過ぎを避ける」「水分をこまめに摂る」といった対策を妊娠中も行い、なるべくリラックスできる環境づくりを心がけていました。

上記の4つの症状ほか、常に眠気に襲われる「眠りつわり」も、つわりの代表的な症状として知られています。
ここまでは症状の“種類”について述べましたが、症状の“程度”も人それぞれ。激しい嘔吐が続き“トイレとお友達”になる人もいれば、ほぼ自覚症状のない人もいます。基本的には様子を見ながら付き合っていくことにはなりますが、ひどい場合は“重症妊娠悪阻”に該当する可能性もあります。水分さえも受け付けないときは、点滴注射や入院治療が必要となるケースがありますので、早めに医師に相談すると安心です。

二日酔いどころじゃない?!先輩ママの壮絶「つわり」体験談

寝込む女性

妊娠を待ち望んでいたころは、「赤ちゃんが来てくれればどんなつわりも受け入れます!」なんて神頼みしていた私。しかし、実際になってみると「あぁごめんなさい、やっぱり耐えられない…」と悶絶する事態に。ここからは、私自身のつわり体験談をお届けします。

  
【つわりの始まり】
妊娠6週目の朝、それは突然やってきました。洗濯物を干そうと洗濯乾燥機を開けた瞬間、胃からこみ上げるものが。“においつわり”の登場です。
その直後から、食洗機を開けた瞬間のニオイや、お風呂などの”湯気”によって猛烈な吐き気を催すようになり、まもなく“吐きつわり”もスタート。

1日に何度も嘔吐を繰り返すうちに、食べ物も飲み物も一切受け付けなくなってしまいました。すると、吐きたいのに吐くものがないため“空えずき”の状況が続いてしまい、今度は立ち上がれないほどの胃痛に。以前、牡蠣にあたって急性胃腸炎になり3日ほど入院したことがあるのですが、その時の胃痛によく似ていました。

さらに、持病の片頭痛も悪化。いつもの頓服薬が使えないので、真っ暗な部屋でひたすら胃痛と頭痛に耐えていました。

そんな日が続き、2週間で体重は7kg減りました。日本にいたなら病院に駆け込むこともできたと思いますが、当時ドイツに住んでいた私。カタコトのドイツ語で病院に電話するのも億劫で、ましてや入院生活なんて考えられませんでした。

そこで私は、「吐いてもいいからとにかく食べる」ことを決意。嘔吐するたびに激しい胃痛に襲われるので、その恐怖と戦いながら食事と向き合うのはなかなかハードでしたが、母は強し!頑張るしかない状況では、どうにかなるものですね(笑)。

まずは脱水症状にならないように、スポーツドリンクをこまめに摂取。つわり中に飲みやすいとされる「炭酸水」は、私には逆効果でした。また、いろいろな食材にトライした結果、この時期に食べやすかったものは “生のパプリカ”と“フライドポテト”でした。

  
【つわりのピークから終わりまで】
そうして3週間ほど経過した妊娠10週目。つわりがピークに差し掛かったタイミングで、実家から荷物が届きました。中には即席麺や日本のお菓子がどっさり!つわりで苦しんでいる様子を知った母が、いろいろ見繕って送ってきてくれたのです。

懐かしい日本食材に目移りする中で、なんとなく手に取ったひと口サイズのオレンジパウンドケーキをぱくり。すると、久々に「おいしい」という感覚がよみがえり、感動したのを今でも覚えています。これをきっかけに、つわりは改善へと向かいました。

つわりが終わるとき、突然スッと症状がなくなる人もいるそうですが、私の場合は“フェードアウト”でした。まず食欲そのものが少しずつ回復し、食べられる量も増え、妊娠12週ごろには嘔吐の回数が2日に1回程度にまで落ち着きました。そして、妊娠前の体重に戻った妊娠20週(妊娠6ヶ月)にはほぼ全快したと記憶しています。

比較的重い部類に入るであろう、私のつわり。「今となってはいい思い出…」と言いたいところですが、出産の痛みよりつわりのしんどさの方が何倍も辛かった!もう経験したくない!というのが本音です(笑)。

「つわり」で性別がわかる?!「つわり」にまつわる都市伝説

占い師

ここからは、「つわり」にまつわる数々のジンクスを、私自身や友人の結果で検証してみたいと思います。基本的に医学的根拠のないものばかりなので、占い気分で楽しんでくださいね。

  

○つわりが重いと女の子?

妊娠中、最もよく耳にしたジンクスです。実際に、つわりが重かった私は女の子を出産しました。同時期に出産した友人は、軽い食べつわりのみで男の子を出産したので、ジンクスどおりの結果でしたね。

  

○揚げ物などの脂っこい料理が食べたくなったら男の子?

私はもともと揚げ物が好きなこともあり、つわりのときもフライドポテトばかり食べていましたが、出てきたのは女の子。ただ、甘いものよりフライドポテトや唐揚げを好む傾向があります(現在2歳)。妊娠中にトマトが食べたくなった友人は、ジンクスどおり女の子を出産。また、その赤ちゃんはトマトが大好物なのだそう。「妊娠中に食べたくなったものが赤ちゃんの好物」という別のジンクスを思い起こさせる結果となりました。

  

○つわりの重さや軽さは遺伝する?

私と母は、身長や体重もほぼ同じで、親子揃って30代前半に海外で長女を妊娠・出産しました。極めてよく似た状況ではありましたが、私と違って母はつわりが軽く、牛肉のニオイが一時的に苦手になった程度だったそうです。

  

○夫婦の血液型が同じだとつわりが軽い?

つわりが軽かった私の友人は、夫婦で同じ血液型です。前述の、つわりが軽かった私の母も、夫婦で同じ血液型。しかし、つわりの重かった私は、夫と血液型が異なります。こちらはジンクスどおりの結果となりました。

  

○つわりが重いとお産や育児がラク?

つわりの重い妊婦産を励ますために生まれたであろう、このジンクス。私は、つわりには苦しみましたが、比較的安産でした(破水から6時間で出産)。また、娘はとにかくよく寝る子。夜泣きもなく、性格もおとなしいです。ジンクスどおり、今のところはラクなほうかもしれません(笑)。

仕事を休めないときにも!先輩ママおすすめのつわり対策グッズ

体調が悪いOL

  

●テクセルジャパン「サイバンド・ママ」

http://www.psibands-mama.com
乗り物酔いや、つわりによる吐き気に効くといわれるツボ“内閑”を刺激する指圧バンドです。デザインもかわいく、両腕に巻いておくだけという手軽さ。試してみる価値はありそうです。

  

●和光堂「葉酸+鉄キャンディ」

https://www.wakodo.co.jp/product/special/premama/foods/mamastyle/det_mamastyle.html
ベビーフードで有名な〈和光堂〉から、マタニティ向けのキャンディが発売されています。「2粒で妊娠初期の1日必要分の葉酸や鉄、ビタミンB6、ビタミンB12を摂取できる」とのことなので、つわりの時期の救世主になるかも。特にビタミンB6は、つわりの症状を緩和する効果が期待できるとされているので、こうした形で摂取できるのは助かりますね。

  

●アマノフーズ 「定番にゅうめんシリーズ」

https://www.amanofd.jp/amano/shop/goods/list.html?cid=nyumen-02
つわりのときに台所仕事をするのはとても辛いもの。フリーズドライ味噌汁で有名な〈アマノフーズ〉のにゅうめんは、つわりピーク時のお助けアイテム。優しい味の「定番にゅうめん すまし柚子」に生姜パウダーをふりかけて食べると、少し食欲が増すような感覚がありました。出産直前まで、ほぼ毎日にゅうめんシリーズを食べていた記憶があるほど。おすすめです。

「つわりは病気ではない」とよく言われます。これはあくまで、治療ができないという意味にすぎず、「根性で乗り越えるべき」という意味ではないと私は思っています。無理をせずに周りの人を頼って、辛いときには躊躇せずに医療機関を頼ることをおすすめします。

「つわり」は必ず終わる日が来ます。かわいい赤ちゃんに会える日を楽しみに、少しでもラクになれる方法を見つけて、ハッピーな妊婦ライフを送りましょうね。

関口わかば

関口わかば

ライター
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30代半ばの主婦、一児の母。出版社編集部に8年勤務したのち、夫の転勤で欧州へ。娘を現地で出産し、帰国後はフリーランス(在宅)で校正、執筆の仕事をしています。肌の弱さと毛深さ、時折襲ってくる片頭痛が長年の悩み。
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